再生医療がまた一歩前進。iPS細胞の研究に新展開。

嬉しい話題です。
こちらの記事（iPS細胞：量産へ「魔法の遺伝子」　山中教授ら発見（毎日新聞））によると、「新型万能細胞」と言われているiPS細胞を、高効率で尚かつ安全に作成する方法を発見したとの事です。
これまでは再生医療と言えばES細胞が有名なものですが、ES細胞は受精卵を使うという事で倫理的な問題がありました。
iPS細胞は受精卵を使わなくて済むとの事でとても注目されていましたが、細胞が「癌化」する可能性が少なからずあり制御が難しく、実用的なレベルでは無かったそうです。
ですがついに! この「癌化」を大幅に抑える新たな製法を見つけたのだそうです!
すでにいくつかのニュース記事が出ていますが、記事によっては「作製効率はほぼ100％」とも書かれています。

話を整理すると、「ほぼ確実に安全な万能細胞を作る方法が確立された」という事のようです。
すごいですね!

ちなみにこのiPS細胞の研究にずっと取り組んで来た山中伸弥教授は以前このブログで取り上げた記事「ES細胞を使った世界初の臨床試験開始!」でも少し触れました。
あれから約8ヶ月くらいでしょうか…こんなに早くその名を再び聞くことになろうとは思いませんでした。
この「iPS細胞」が実用化されれば医療技術は大きく前進すると思います。
日本人ってすごいな～。