FF14 フロントミッション エボルヴ酷評 … 目も当てられない

以前「【いかがなものか】Xbox360版のFF13発売決定」で、スクウェア・エニックス(以下スクエニ)が批判を受けていると書きました。
あれから20日程経ち、その間に「ファイナルファンタジー14(以下FF14)」と「フロントミッション エボルヴ(以下FME)」という伝統のシリーズのタイトルが発売になりました。…が…

今回もやはり多くの批判の対象になってしまっているようです。
前回のファイナルファンタジー13(以下FF13)で相当の批難をWeb上で蔓延させた上だったので、まだくすぶっていたテンションがさらに噴出してしまった感じを受けます。

最近スクエニの出す大きなタイトルのゲームは多くの人に認められない傾向にあるようです。
それは、FFであればFFらしさを残したゲームとユーザーは期待するのに対し、いざ発売された内容は名前こそFFではあるものの全く別のゲームになってしまっている、あるいは以前より悪くなっているとの事。FF13やFMEも、そのあたりがユーザーに批判を受けているようです。

続きを読む

かなり前になりますが、昔「日産スカイライン」と聞けば、とても速くて格好いいスポーツカーでした(特にGT-Rというグレードは)。しかし、現日産のCEOに変わると、この「速くて格好いいスポーツカー」のイメージを持つスカイラインは、「中高年の好む大衆セダン」に変わってしまいました。この事は多くのモータースポーツファンをがっかりさせました。
しかし!彼がCEOになった事で、実際に今の日産は窮地から脱出しました!ユーザーやファンから「伝統を破壊して価値を失墜させた」と批難されても結果としてちゃんと良い方向へ向かって行きました。
今スクエニがやっている事ってこれに似ている気がします。
ですが、日産の場合は「スカイライン以外にも人気の車種が多い」のでスカイラインがなくてもその他の車種の需要がありました。しかしスクエニの場合、大半を「ドラゴンクエスト(以下DQ)」や「FF」のようなビッグタイトルに頼っている上で、スカイラインのようないわばファン・ユーザーの「切り捨て」を行い、さらに今回の「FMEの批難」のように、他のタイトルもユーザーに受け入れられないとなると、また事情が違ってきます。
確かにスクエニは「DQ･FF」意外にもモバイルコンテンツやコミック等へも展開していますが、大きく売り上げを左右するのはやはりこの「DQ･FF」なはずです。この2大タイトルのユーザー離れはかなり大きく響くのではないかと思うのです。
ここで大きな収益がなくなると、続編の制作や、新分野の開拓、開発などへの資金のやりくりが難しくなってくるのではないかと。そうなると質の良い物が作られなくなるようになり、さらにそれがユーザー離れを起こし…と次々にマイナスの連鎖を起こすことになってしまうのでは…と、自分が気にしているのはまさにここなのです。

日産の話を例に上げましたが、日産はその後「GT-R」を復活させました。名前から「スカイライン」がなくなりましたがブランドの復活です…よね? (硬派人に言わせるとそれでも納得が出来ないらしいですが…)
現在ちゃんとサーキットで走っています。
もしスクエニも同じ道を歩こうとしているなら、いつの日かGT-Rのように多くのユーザーに迎えられるような復活劇がある事を期待したいと思います。
がんばれ！スクエニ！

フロントミッション エボルヴ (2010/09/16) PlayStation 3 商品詳細を見る

続きをたたむ